プリーツスクリーン、ツインタイプ、シースルーは上?下?
和室の定番、と言えるほどに定着したプリーツスクリーン、中でも小窓を除けば多くの方がツインスタイルを選ばれています。
プリーツスクリーンのツインスタイル、2種類の生地(多くの場合は不透明生地+シースルー生地の組み合わせ)を一つのメカにセットして自由に切り替えができるタイプですがこの商品は2種類の生地のうちどちらが上でどちらが下か、を選ぶことができます。
これはお打ち合わせの際「どちらにされますか?」とお聞きしてもほとんどの方が迷われるポイントです。お客様は初めて使う方がほとんどなのでどう決めて良いのかわからないのが当然で「どう決めたらよいか?」をアドバイスするのが私たちの仕事です。
(こういった点でアドバイスが出るかどうかが大型量販店さんと専門店の違いですよ)
ほかの多くの例同様これも「絶対に正解な答え」は無いものなのですが一般的には
「外からの目線が同じ高さ、または下方向からの場合は上部をシースルー生地にして上から採光し生活している高さの視線は下側の不透明生地でシャットアウト」
「外からの目線が上方向からの場合は上部を不透明生地にして上からの視線をカットしつつ下半分はシースルー生地で視界を確保」
「西陽が強く当たる窓では陽の高さに合わせて調光できるように上側を不透明生地に」
およそオーソドックスなアドバイスはこんな感じでしょうか。
しかし意外と気付かれていないのがコード穴からの光漏れなんです。
実際に使うとわかりますが不透明生地を上にした場合、なおかつその不透明生地が遮光生地だった場合はさらに、直射日光が当たる窓ではコード穴からの光漏れが驚く程目立ちます。
これは構造上やむを得ない物ではあるのですが知らずにいると初めて見たとき「え!?」と思われると思います。
プリーツスクリーンのツインタイプは構造上、下側の生地の穴は1本のコードが通る穴なのですが上側の生地には2本のコードが通るためもう少し大きな穴が開きます。
この穴が結構大きくて(直径約5mm)朝日や西陽など直射日光が当たる窓だとかなり目立つのです。まして寝室などで使われる場合、遮光生地を選んでいたらなおさらコード穴からの光が強調されます。
専門店の場合は量販店よりも密にメーカーの営業マンが商品情報をフィードバックしてくれるものですが彼らもこういったマイナス面の情報はまず提供しません。ユーザーにとってはデメリットこそが購入前に知りたい情報ですからファンテックスではこの点を大事にしていきたいと思っています。
*シースルー生地を上にした場合でも下にシースルーの時よりはちょっとマシですが光漏れはあります。残念ながらプリーツスクリーンの特性上仕方ない部分でもあるんですよね。あまり光漏れが気にならない場所でのご使用がお勧めです。
とは言え、少しずつ改良されてプリーツタイプのスクリーンにも良い物が登場しています。ちょっとコストは上がりますが下記の新商品(コード穴が無いタイプ)はかなりお勧めです!
<新製品情報です!>
最近タチカワからコード穴の無いタイプのプリーツスクリーン「ゼファー」と「フィーユ」が発売されましたがこれは上述の欠点がカバーされたいい商品です!
*タチカワには以前から「ペルレサート」というコード穴の無いプリーツスクリーンがありましてこれもコードの取り回しを工夫してコード穴を無くした画期的な商品だったのですがシングルタイプのみでツインタイプへは未対応でした。
今回は待望のツインタイプ(タチカワではペアタイプと呼びます)にも対応しさらにお勧めしやすくなりました。
さすがTOPメーカー!と言ったところでしょうか。
今は新発売なのでクオカードが当たるキャンペーン中でオススメですよ!
その他ではトーソー、ニチベイがプリーツスクリーンよりさらに高機能な「ハニカムスクリーン」を出しています。こちらはプリーツスクリーンに比べ断熱性の高さが注目のポイントで構造上コード穴が見えない作りになっています。
いかがでしょうか?
もし迷われているなら専門店へのお問合せが一番です。
メーカーショールームではデメリットも踏まえた本当の提案は出てきません。