カーテンレール
窓装飾の中で従来は完全に脇役だったカーテンレールですが「装飾レール」の登場でカラーやデザインも重視されるようになり「カーテンを吊るすための設備」から今では「インテリアを演出する小道具の一つ」として重要なアイテムとなっています。
<木製レール>
どんなカーテンとも合わせやすくインテリアと調和させやすい装飾レールの定番です。
カラーバリエーションはたくさんありますがフローリング、建具、家具などお部屋の中で同じ木素材どうしのカラーコーディネートが基本になります。
<アイアンレール>
クラシカルな雰囲気の他に大柄でモダンなファブリックとも相性が良く木製レールに次いで人気のカーテンレールです。
ブラックやブラス(真鍮)の他、ホワイトゴールドなどアンティーク調のカラーもあり照明器具や家具とのコーディネートが楽しいアイテムです。
<モダン系メタルレール>
アルミやステンレスなどの質感を生かしシルバーを基調にクールでモダンな表情を持ったレールです。
シンプル・モダン・クール、といったテイストに特化している分組み合わせるカーテンを選びます。
やや薄手で都会的な印象の生地がよく合います。
<機能型装飾レール>
装飾レールのデザイン性と機能レールの機能性をミックスさせたレールです。
隠さずに“見せる”デザインでありながらカーテン開閉の際の走行性、という基本的な機能も高いレベルで満たしており、コンパクトな納まりのキャップも充実しているためエアコンとの場所の取り合いも起こりにくく今一番人気があるタイプになります。
<静音レール>
まだ住宅向けにはあまり一般的ではありませんがホテルの客室などで使われている「静音レール」という商品があります。
見た目は何でもない機能タイプのレールと変わりませんがこと「機能」に関しては最高峰のカーテンレールです。
高機能の秘密はランナー(カーテンを掛けるコマ)にあります。
通常のカーテンレールのランナーは小さな車輪が付いていてレールの中を車輪が回転しながら走行しますが静音レールのランナーには車輪がありません。
アルミレールと特殊樹脂性のランナーによって極限まで摩擦抵抗をなくし車輪無しで滑走させているので車輪タイプではどうしても発生してしまう走行音が激減しているのです。
例えるとローラースケート(車輪)とスノーボード(滑走)の違い、と言うのがわかりやすいかも知れません。
カーテンの開け閉めと言うと無意識に「ジャーッ」っという音が思い浮かびますがこのレールは本当に「スーッ」という音しかしなくて驚きの静かさです。
デザイン性のあるレールではないのでそのままリビングなどに付けるのはお勧めできませんがバランス(上飾り)やカーテンBOXなどのレールが見えないスタイルの時にはかなりお勧めです。
コスト的にも静音レール単体では装飾レールよりもずっとお安く済み、ウッドバランス(上飾り)を付けても中級以上の装飾レールと同等か低めに抑えられます。
特にマンションで最初から付けられている「C型レール」と比較すると別次元の静かさと軽い走行性に驚かれます。
ファンテックスのサンプルカーには「静音レール」のサンプルもご用意しておりますので走行性の違いをご体験ください!
<電動レール>
電動カーテンレールも一昔前に比べて大変お求め安くなりました。
リモコン操作一つでカーテンを開閉、また、タイマーを使えば朝日で目覚める目覚まし代わりにもなるなど一度慣れると癖になります。
窓の前にベッドや家具を置いた場合にも電動ならストレス無く開閉できるのも良いところで特に寝室にお勧めです。