「リビングイン階段の寒さ対策」ご提案例と注意点
カーテンの出張サービスを行っていてよくご相談を受ける内容に、リビングイン階段の寒さ対策がございます。
開放的で人気のリビングイン階段ですが上階から降りてくる冷たい空気の流れが場合によっては風のように感じられて「この寒さを何とかしたい!」というご入居後のご相談がとても多いのです。 皆様のご参考にこれまでのご提案例とそれぞれのメリット、デメリットについてご紹介します。
① <パネルドア>
下地や納まりスペースに問題が無ければしっかりした引き戸や折れ戸タイプの戸を付けるのが一番でしょう。
ただ、このタイプはコスト的にも結構高くなり気軽にちょっと、とはいかないのが難点です。
*引き戸、折れ戸タイプは定価で10万円以上となります。
また、このタイプはさすがにお客様ご自身での採寸・施工は難しく営業エリア内のお客様限定のご相談になります。しかし、多くのお客様はもう少し手軽に、簡単に、何かないだろうか?と考えられておりますので知恵をひねってみます。
②ロールスクリーン
階段部の仕切りのご提案としては一番オーソドックスで実際に使われている方も一番多いのではないでしょうか。
ロールスクリーンのメリットは何と言っても巻き取った時に非常にコンパクトに納まる点とフラットですっきりした見た目です。特に見た目のすっきり感にはこだわられる方も多く後に述べるような使い勝手の悪い点を差し引いてもロールスクリーンを選ばれる、ということもあります。
ただ、実際に現地で打合せをしてみると手すりや巾木が干渉したり、また、使い始めてみると「人が通る際の昇降操作がとても面倒」など多くのデメリットがあり残念ながら最良な提案と言うのは難しいかもしれません…。
ではほかに何か良い物はないでしょうか?
階段の仕切りにロールスクリーンを選んだ場合の問題点 |
階段にはほぼ必ず「手すり」があり「手すり」に干渉しないサイズでロールスクリーンを付けると壁から9cmほど隙間が出来てしまう。
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③それ以外に何か良い物は・・・
やはり人が頻繁に出入りするところには引き戸やカーテンのように横に開閉するものが適しています。横に開くもの、といえばカーテンや縦型(バーチカル)ブラインドですが縦型(バーチカル)ブラインドはそもそも冷気避けになりませんし場所的に似合わないので却下、ではカーテンは?というと手すりに当たっても問題ないのですがどうしても見た目がもっさりしてしまいます。パネルカーテン、パネルスクリーンもいいですがたたみ代を納めるスペースの問題が出てきます。
手すりなどが気にならず人が通りやすいのはやはり横に開くカーテン、そして取付が簡単で季節によって外すのも簡単、となるとやはりツッパリポール…これをすっきりした見た目で使いやすくできないだろうか? |
カーテンのもたつきを抑えるには「形状記憶加工」があります。しかし普通の形状記憶付カーテンをツッパリポールに吊るすとなるとカーテンのフックを掛けるためリングランナーを入れることになり上部に隙間が出来てイマイチですし場所的に三ツ山ヒダという感じでもないのでもう少しあっさりフラットに近い見た目が欲しいです。かといってノレンのようにポール通しにしてしまうと今度はスムースに開閉できず、特に上から降りてくるときに邪魔に感じます。この問題をすべてクリアできるものは…?
こうして最終的に「アイレットプリーツカーテン」にたどり着きました。
縫製前の本格的な形状記憶加工とハトメ仕様という工程は、作る側(縫製工場)にとっては大変面倒な商品ですが使用されるお客様には大変ご好評をいただいております。
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